変わらなきゃと覚悟したものの、何をしたらいいのだろう。
どうすれば、裏切ってしまったみんなへ償うことが出来るだろう。

申し訳なくて、本当に申し訳なくてどうするべきなのかをずっと考えていた。
もっと笑おうとか、自分からもっともっと積極的に関わりを持つようにしようとか考えてみるが、それでは結局足りない。
やっぱり今までの事を話さなきゃ始まらないかもしれない。

誰かに話すということは再認識することだ。
それが怖くて自分で受け入れる勇気がなかった。

ちゃんと話さなきゃ。
誰にも話すことのなかった、ずっと溜め込んでいた私の気持ちを話してみよう。

いつも自分の事を隠してばかりだったんだ。
これからは隠すのはやめよう。
誰かに私の深い部分を知られることが嫌で、いつも予防線を張っていた。
もっと、自分から飛び込んでみよう。

こんな話をしたところで、聞いた方はどうしようもないだろうし、もしかしたら嫌われてしまうかもしれない。
それでも、話すことは必要なことだと思う。
大事なことは何も話さず、誤魔化し続けてきた。
何も知らない人達に都合よく甘えてた。
そんなことしてるから人を傷つけてしまった。
自分もまた傷つく。

彼を想い続けてもどうしようもないことも分かっている。
だけど、叶わなくたって私は彼が好きなんだ。
もう誤魔化さない。
そんな自分を受け入れることも必要なんじゃないだろうか。

よく考えてみると変わることってすごい勇気がいる。
やっぱり怖いな。
出来るのかな。

でも、やらなきゃなにも変わらないんだ。
絶対に変わらなきゃって何度も自分に言い聞かせ、勇気を振り絞る。