あの公園から、俺達の恋は始まった。

この2人は私の大好きな親友。


サバサバしていて、私に浮かれている、と言ったのが恋華ちゃん、改め蝶月(ちょうげつ)恋華(こはな)ちゃん。
恋華ちゃんは意外と面倒見が良くて、私も何回もお世話になっている。



全体的にやる気がなさげなクールな感じだけど、恋華ちゃんの問いに代わりに答えてくれたりとなんだかんだ私の事を思ってくれていると伝わる、姉御肌なのが姫野(ひめの)実苓(みれい)ちゃん。




恋華ちゃんはクォーターらしくて、目鼻立ちがしっかりしたお顔でぱっちり二重の超絶美人さん。しかも長身で手足が長いモデル体型。


実苓ちゃんはその性格とは裏腹に、ゆるふわな髪と垂れ目の可愛い系の美少女。勿論、言わずもがなスタイル抜群。



何が言いたいのかと言いますと、私の親友はすっごく可愛くて私が浮いてるって事です!

恋華ちゃんも実苓ちゃんも、大学でめちゃくちゃモテている。それはもう。男性方の目には果たして私が映っているのかと疑問に思う位には。





「あ、ほら仁菜。もう5時だよ。今日泊まるんでしょ?早く行きな」

「嘘!?もうそんな時間!?ありがとう実苓ちゃん!」


「あの先生の講義長引くからね‥。
仁菜、何かあったらぜひ教えてね?」

「いいけど、多分何もないと思う。恋華ちゃんは夢見すぎだよ‥。
じゃあまた月曜日!」

「またね、仁菜」

「身だしなみ整えてから行くんだよ、仁菜」

「うん!ありがとう実苓ちゃん」