教室に行くと、もう美佳ちゃんがいた。

「どーしたの?なんかあった??そんな顔してると、可愛い顔が台無しだゾッ!」

そう、美佳ちゃんに言われた。

「…そんな顔ってどういう?」

「どうって言われても…何て言うかー、驚きと、嬉しさとか?」

あ、顔にでちゃってるんだ
はずっ…

「あー今度は顔が赤くなったぁ!絶対なんかあったでしょ!?
言いなさいっ!」

美佳ちゃんにはかなわないな…

「凛が、返してくれた…」

「…小さくて聞こえない…
中峰が…なんだって??」

声が小さかったみたい…

「挨拶したら、返してくれて!
下校、誘われた!!!」

「あー良かったじゃん♪
放課後、楽しみだね!」

「うん!」