私の冷たい彼氏君

「じゃあな」

俺は誠たちとわかれた。

「はあ…、どうしたら素直に好きって言えるんだろう…」

「まあ、そんなに思い詰めるなよ(笑)」

声のした方を見ると、兄の中峰空だった。

「にーちゃん…」

「そんな顔してると嫌われるぞぉ?」

もう既に嫌われてるかも…

「マイナスに考えるな。前を向け」

「え?」

「いつまでもそんな風にやってても
何も変わんないぞ」