少し間を置いた後に彼は優しく、私の耳元で囁いた。 「警察官目指してるんだ。俺。」 私は目を丸くした。好きな人の仕事が市民の安全を守る警察官だなんて。あんなことがあった私にとってはうってつけともいってもいいぐらい。 でもあまりの告白に私の頭の中は真っ白だった。 「ほら、驚いてる。」 私の耳元から離れた彼は一歩引いた前で、腕組みながら扉に上半身を凭れている。 クスッとまた笑うと周りを一瞥してからまた私の様子をみてまた言う。