君に捧げる祈り



あさみせんせいは花が好きな人だった。
花壇に溢れるパンジー畑をみてはうっとりした瞳と嬉しそうな顔つきで、及び、眺めながら、話していた。


「花はね、勇気をくれるの。はるなつあきふゆ、とあって。ふさわしい季節に咲きほこって支え続けてくれるの。所謂癒しね。」



先生、覚えてるよ。
神棚にはいつも花を咲かせているよ。溢れんばかりの季節折々に咲く花を。年中、わたしの中に先生という花が、咲いているよ。かかさず、水やりしているよ。背伸びと脚立が要るけど。


そうそう、わたしにも最近すきなひとができたんだ。パンジーの花が咲き誇ったカフェで働いてる人なんだ。テキパキ動いて、たまにグラス割ったりして店長に謝ったりしてるけど。