すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~


(たしかにその通りだけど、なんでそれをお兄ちゃんに……!)

篤志から「そうなのか?」と問われ困惑している美咲をよそに、さらに大翔は話を続ける。

「美咲がこれからひとり暮らしを始めるマンションを探そうとしているんだけど」
「ひとり暮らし?」
「あぁ。そこで篤志に相談なんだが」

一度、言葉を切った大翔は、真剣な眼差しで篤志を見据える。

「美咲の新居が決まるまでの間、このままうちで一緒に暮らしたいと思ってる」

大翔が口にした話に大きな反応を示したのは、篤志ではなく美咲だった。

「えぇっ? どういうことですか」
「さっきも言ったように、俺は美咲とやり直したい。だから今の俺を知ってほしいんだ。チャンスをくれないか? 美咲がひとり暮らしを始めるまでの間だけでもいい。俺のところにいてほしい」
「い、いきなり同居なんて……そんなの無理ですよ」

とんでもない提案に、美咲は驚いた。