すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~


悠輔はちらりと気まずげに大翔を見上げると、すぐに美咲の方に走り寄ってきた。

「本当にごめん! 彼女は……由加は前に付き合っていた女性で、昨日偶然再会したんだ。仕事でなにかあったらしくて、落ち込んで傘も差さずにずぶ濡れで……ほっとけなくて、つい家にあげた。最初は本当に話を聞いていただけなんだ」

必死の形相で言い訳を並べ立てる悠輔の顔を、美咲は黙って見つめていた。

「俺はあんなことするつもりじゃなかった。自棄になった由加が『抱いてくれないと帰らない』って言い出して、それで仕方なく――」
「相手のせいにするのはやめて。彼女がなにを言おうと、行動に移したのは悠輔でしょう?」
「それは、ほっとけなくて……。気の迷いというか、魔が差しただけなんだ。本当にごめん。でも俺は、今でも美咲と結婚したいと思ってる」

美咲だって、昨夜までは悠輔と結婚するつもりでいた。
けれど悠輔の浮気が露呈した今では、波が引くようにさぁっと気持ちがなくなってしまったのだ。

美咲と結婚するつもりがありながら別の女性ともベッドを共にできる感覚が理解できないし、どうしても嫌悪感が募る。

「……ごめんなさい。でも、もう」