すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~


「おはよう。よく眠れた?」

リビングへ行くと、すでに支度を終えた大翔がダイニングテーブルでコーヒーを飲んでいるところだった。

「おはよう、ございます。はい、おかげさまで……」
「そう、よかった」
「あの、昨夜はお世話になりました。泊めてくださり、ありがとうございました」
「……ずいぶん他人行儀だな」

大翔は眉を下げて苦笑する。

そう言われても、八年ぶりに会った元恋人とどんな距離感で話したらいいのかなんてわからない。

美咲がそれ以上なにも言えないでいると、彼はそれほど意に介していないのか「お腹空いてる?」と話題を変えた。

「朝食、っていうか時間的にブランチか。これ食べたら出掛けよう」

テーブルには野菜たっぷりのスパニッシュオムレツとコンソメスープがふたり分用意されている。

「これ、大翔さんが作ったんですか?」