すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~


彼女の言う通り、本当に必要な情報交換の会であれば事前に美咲に知らせた上で出席しているが、完全にプライベートの食事会にはあまり顔を出してこなかった。

「では、お三方とも不参加ですね」
「あ、俺は参加してもいいですか?」
「えっ?」

山口だけでなく、長嶋や筒井までもが驚いた顔をした。三人の様子に、大翔はこれまでの協調性のなさを反省する。

「珍しいですね。どういう心境の変化ですか?」

長嶋の問いかけに、同窓会の夜にあった美咲とのやりとりが脳裏に蘇る。

寝室で情熱的に抱き合ったあと、大翔はその日の会場であったやり取りを伝えた。すると美咲は『もう不安な気持ちは少しもないです』と微笑んだ。

『だからステイ先でも、必要以上に私に気を遣わないでくださいね。父がよく言っていました。飛行機を飛ばしているのはパイロットだけじゃない、チーム一丸となって飛ばしているんだって。私、大翔さんのお仕事の邪魔はしたくない』

そう話す美咲は凛としていて、思わず見惚れてしまうほど美しいと思った。