「その日は三連休の中日だな」
「じゃあ」
「うん。行ってこようかな。久しぶりに会う友達に、美咲とのことを思いっきり惚気てくる」
「の、惚気けなくていいですから。今日だって、お兄ちゃんの前であんな……」
「ん?」
おかえりのキスをしたり、プロポーズのような言葉をくれたり、篤志が見ていようとお構いなしの甘い言動について言っているのだとわかっていながら、大翔は素知らぬ顔で首をかしげる。
そのままじゃれるように彼の腕に捕まった。
「待ってください、これから片付けが……」
「あとでいいよ」
大翔はひょいっと美咲を抱き上げると、そのままリビングではなく寝室へと向かう。
彼はベッドに座った自分の膝の上に横抱きに美咲を乗せると、額や頬、目尻にキスの雨を降らせた。
「本当は美咲が帰ってきたらすぐにでもこうしたかったのに、篤志に邪魔されたから」
「ん……ふ、ぁ」



