すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~


彼はそう言ってくれるが、海外にいたため会えていなかった友人と久しぶりに話す機会を奪いたくはない。篤志は卒業してから毎年出席しているし、きっと楽しい会なのだろう。大翔だって美咲の過去の話を聞かなければ出席していたかもしれない。

それに、八年前の幼かった自分とは違う。
大翔を心から信じられるからこそ、過去とは違って本心から「私は大丈夫」だと言える。

「海外にいてずっと出席できなかったんですよね? せっかくの機会なんだし、予定が合うのならぜひ行ってきてください」
「でも」
「正直に言えば、大学の同級生と聞いてドキッとしました。でも私のせいで大翔さんの交友関係が狭まるのは嫌です。それに、その場に誰がいたとしても、大翔さんは私を裏切ったりはしないですよね?」
「それは当然だ」
「私も今はそう信じられます。信じられるように、大翔さんが前にも増して私を大切にしてくれるから」

だから大丈夫、と繰り返す。
昔は不安な気持ちを打ち明けられず、彼を信じきれなかったためにダメになったのだ。もう同じ失敗は繰り返さない。素直な気持ちを伝え、その上で行ってきてほしいと本心を告げた。

大翔は少し思案顔をしていたが、やがて「ちょっと待って」とスマホを取り出してスケジュールを確認する。