今もまた切実な色味を帯びた声音で請われ、身体の奥の方からじわじわと熱が広がっていくのを感じる。それに気付かれるのが恥ずかしいのに、それでも拒むという選択肢はなかった。
こくんと頷くと、大翔はそのまま美咲を抱き上げて寝室へ向かった。そっとシーツに横たえられ、心臓の音が部屋中に響きそうなほど大きくなる。
「んっ……」
彼の唇が、柔らかく触れた。深く淫らなものではなく、美咲が怖がっていないか、嫌がっていないか、確かめるようなキスだった。
「好きだよ、美咲」
「大翔さん」
暗がりの室内でも、こちらを見下ろす瞳の奥に獰猛な光が宿っているのがわかる。強く求められている実感が、美咲をどうしようもなく高ぶらせた。
大翔の唇が頬や耳、額に触れる。そして再び唇に戻ってくる。美咲に抵抗の意思がないと伝わったのか、何度か角度を変えて重ねたあと、そっと舌先が侵入してくる。



