すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~


大翔が上海から帰って来る予定の金曜日の夜。美咲はあの日の約束通り、彼の帰宅を料理をしながら待っていた。彼を労う気持ちはもちろんあるけれど、今日はそれ以上になにか手を動かしていないと落ち着かなかった。

告白しようと決めたもののどう切り出すべきか、なにも思いつかない。

(率直に「好きです」って言うべき? いや、まずは「お話したいことがあります」かな。でも疲れて帰ってきてるのに時間をとらせるのも……)

ぐるぐると頭の中でシミュレーションしてみるも、どれもしっくりこない。そうこうしているうちに、玄関から解錠する音が聞こえた。

「おかえりなさい」
「ただいま。すごくいいにおい」
「お腹空いてますか? 肉じゃがと茶碗蒸し作ったんですけど」
「ありがとう。めちゃくちゃ腹減った。なにか手伝うことある?」
「いえ。もうよそうだけなので座っててください」

美咲はなんとか自分を落ち着かせながら料理を仕上げ、テーブルに並べていく。