すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~


そう言われると自信がない。
内見でどこを見ておくべきか、なにが必要なのかもわからず、まずはそこからネットで調べようとしているくらいだ。

「悪徳不動産に騙されたりしたら、篤志が怒り狂うぞ」
「こ、怖いこと言わないでください」
「だから俺と一緒に行こう」
「……本当に、いいんですか?」
「俺としては、ずっとこのままうちにいてくれるのがベストだけど。このカラフルな食卓で、美咲と話をしながら食事をする時間が幸せなんだ」

本当はそうしたいのだと、美咲の心の中を読まれたのかと思った。

心臓が大きく跳ね、鼓動が全速力でリズムを刻んでいる。

大翔のように優しくて、家事も料理もできて、仕事にも誇りを持って取り組む完璧な男性と一緒に生活して、惹かれない女性がいるだろうか。

思わず熱くなった頬を隠すように俯くと、大翔が「ごめん」と呟いた。

「困らせるつもりはないんだ、つい願望が口から出ただけ。ちゃんといい物件が見つかるように手伝うよ。あとで条件を洗い出そう」