すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~


大翔は大変と思わないと言うが、神経を張り詰めて業務にあたっているのだから疲労も溜まるだろう。だからこそ、美咲は大翔を労いたいと感じた。

自身の仕事に責任と誇りを持って節制している姿は尊敬できるし、なにより本当にカッコいい。そんな彼と一緒にキッチンに立って料理をする時間は、少しくすぐったいけれどとても楽しい時間だ。

乗務勤務が始まれば、一緒にキッチンに立つ機会は減るだろう。それでも、彼を労うために美咲ひとりで料理を作る時間だって、きっと愛おしく感じるに違いない。

「私、大翔さんの乗務の日は、今日も無事に帰ってきてくれてありがとうって気持ちを込めて、美味しいご飯を作って待ってますね」

そう口にした瞬間、隣で料理をしていた大翔がガシャンと皿を滑り落とした。

「大翔さん、大丈夫ですか? お皿割れてない?」
「美咲。それ、どういう意味で言ってる?」
「わっ……」

彼はずいっと顔と顔を近づけ、美咲の顔を覗き込んでくる。