すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~


けれどもし本当なら、一方的に別れを告げた美咲をずっと想っていてくれたということで、ひとり勝手に嫉妬に苦しんで大翔を傷つけた過去の愚行を思い返すと頭を抱えたくなってくる。

すると、理香が肩を竦めて笑う。

「まぁ、あんな強烈な元カノに攻撃された過去はそうそう忘れられないし、不安にもなるわよね」

そう納得され、美咲も同じように苦笑した。

理香とは羽田空港店でバイトしている時からの付き合いだ。大学は別だったものの同じシフトに入る機会が多く、同い年ということもあって仲良くなった。

そのため美咲がパイロット候補生だった恋人を追いかけてバイトを始めたことも、佐奈から嫌みを言われているのも、嫉妬で苦しくなって別れを告げたのもすべて知っている。

嫌みを言われていると大翔に伝えたほうがいいと何度も助言をくれたし、佐奈が同僚を連れて来店し、大きな声で大翔との関係を匂わせる発言をしていた時などは、『コーヒーにタバスコ入れて出してやるわ』と美咲のために怒ってくれた。