この声が続く限り

「翔、あのね!!私、今度の月曜9時からのドラマの主題歌歌うことになったんだ!!」
「えっ・・・月曜9時って・・・月9じゃん!!」
「うん!!」

嬉しそうに答える私。

「おめでとう!!ホントにおめでとう!!」
「ありがとう・・・。」

自分のことのように喜んでくれる翔を、見つめていた。

「あ、のさ・・・癒歌??」
「ん??何??」
「学園祭のあとに言おうと思ってたんだけど、もう我慢できないから言う!!」
「何が??」

「俺さ、癒歌が・・・す・・・きなんだけど・・・。」





    “スキ”




この一言で、人って本当に幸せを感じることができると、実感した瞬間。



「癒歌・・・??」

「私も!!私は、ずっと前から好きだったから・・・。」



イチョウの枯れ葉がヒラヒラと舞う中、私たちは初めて出会ったこの場所で結ばれた。