この声が続く限り

その子はどこまでもスタスタを前を歩いていく。

「ねぇ、どこまで行くの?」
「もうちょっと!!」

着いたのは、体育館裏。

「えっ、ココ??」

次の瞬間
「何でお前なんだよ。」

「えっ・・・??」

「翔君も蓮君も狙ってるこたくさんいるの!!クラスでも目立たないし、友達もいないあんたが何で・・・??」

「えっ・・・、何のこと・・・」

そのとき、かん高い声が後ろから聞こえた。

「何のことって分かってるんじゃないの~??」

振り向くと、背がとても低く、可愛らしいウェーブがかかった長い髪。
そして、何といっても“童顔”という言葉がピッタリな顔立ちの見たことがある顔。

「こんにちは~。4組のサキで~す。」
「お、サキ~」

「あ、こんにち・・・」

まだ言い終わらないうちに胸ぐらグイッと引き寄せられる。

「サキの翔君に手ぇ出さないで!!」

は・・・?

何が何だか分からなかった。

翔は、私が初めて会ったとき目をひかれたように整った顔立ちに、スラッと高い背。
翔に恋する女の子はたくさんいる。

蓮は、少し低めの背に、大きくクリッとした瞳の可愛らしいというタイプで人気がある。

私は、翔に出会ったことを後悔したことは1度もなかった。

毎日、出会えてよかったと思ってる。

これから起きる事件のこと以外は・・・