君がくれた初恋


念のため私がやまとに連絡した。


なぜか相撲をとったりふざけている男子を前に、危うくキレるとこだった。


輪の中に強引に割り込んでいき、声をあげようとした瞬間だった。


「うぉー、真面目委員ちゃんが来ちまったぜー。」


「やべーっ笑」


「意外とかわいいけどよぉ」


そう言ったごっつい坊主が私のほっぺたをつまみこねくり回した。


普通に不快だったので振り払うと、


「おぉー、こいつ強気だぜ~」


『やっちゃえ、やっちゃえ、襲っちゃえ』