君がくれた初恋


数分経って部屋がノックされた。


寝そべっていたベッドから起き上がり、ドアを開けた。


そこには、あのときと変わらない笑顔があった。


でも、ひとつだけ違うことがあって。


それは、あのとき私より小さかったはずが、いまはとうに私の身長を越している。


おそらく175以上はあると思われる。


「はいってー」


私は大和の手を引きベッドに寝そべった。