九条先輩の甘い溺愛

花音たちが言うにはまず、今までと違うファッションでデートに行くこと。出来るだけ、ボディタッチ多めにすること……らしい。
後は乙葉の無自覚攻撃とかなんとか言っていたけど、どういうことだかよくわからない。



「ふっ、服本当にこれを着るの……！？」


「当たり前じゃない。いつもとは違う少し大人なスタイルで行きましょう」



ミニスカを履くだなんて……なんだか足が寒い。
そんなこんなでヘアセットまでしてもらい先輩と待ち合わせをした。


これでうまくいくのかな……。
待ち合わせ時間よりはやく行くとなお良しって言われたから来てみたけど……。



「君可愛いね、名前は？」


「俺たちと一緒に遊ばない？」



ナンパは対応できないって……！
どうにか無視を続けていると、1人の男の人に手首をつかまれた。



「なぁ、いいだろ？無視してないでさ」



手が振りほどけない……っ！