九条先輩の甘い溺愛

透先輩と付き合っていることはお父様に話した。最初は私をまた自分の仕事の都合に巻き込んでしまっていないかと不安がっていたけど、私の気持ちを聞いて納得してくれた。


これからその先輩と久しぶりのデート。
あの時の文化祭の約束をどうやら覚えていたらしい。



『負けたほうが勝った方の言う事を1つ聞く』



色々あったせいで忘れられていたと思ったけど、そんなこともなかったみたい。


先輩はさらに大人っぽくなっていて、なんだか置いていかれている気分だけど先輩は「大人っぽい乙葉でも、今の乙葉でもどっちも可愛いから好きだよ」だなんて言ってる。


そうだと良いんだけどなぁ…。