九条先輩の甘い溺愛



「お風呂お借りしました……」


「おー、丁度ご飯も出来たから座りな」


「あ、はいっ……」



机の上には和食料理が並べられていて、香りから美味しそうなのがよくわかる。


あ、卵焼きもある……。



「さ、食べな?」


「いただきます……」



料理を口に運んだ瞬間、思わず「美味しい……」という言葉が口からこぼれた。



「ふはっ、そんな大したものは作ってないぞ」


「いや、でも本当においしいです……」


「ならよかった」



やわらかい微笑みで見つめられて、顔に熱が集まる。
自分だけ変に緊張してて恥ずかしい。