九条先輩の甘い溺愛

【Side透】


「……流石に強引すぎたか?」



思わず誘ったけど、絶対引かれたよな。


床にしゃがみこんでため息をつく。


学年が違う俺にとって、乙葉に会えるタイミングは少ないし。
少しでも振り向いて欲しくてこんなことしたけど、重いか……?


手は出さない、つもりではいるが。
風呂あがりとか、寝顔とか……。



「絶対可愛いだろうが……」



俺の部屋にいる時点でなんかもう可愛いんだけどな。
あー、おかしくなったか?俺。


一回たがが外れでもしたら絶対止まらなくなる。



「耐えれるのか……俺」