「明日の朝9時に投稿する予定だから。」
「分かった。何かドキドキする、、、。どうしよ、いつもはボカロなのに、急にわたしの歌声で曲出したら、、、批判されたりしないかな?」
わたしがそう言うと、千景はわたしの両片にポンッと手を置き、「大丈夫だよ。」と言った。
「俺を惚れさせた歌声に批判がくるはずない。心配するな。」
「、、、千景にそう言われると、大丈夫な気がしてきた。」
千景はフッと笑うと、「俺に惚れるなよ?」と言った。
「は?!惚れるわけないでしょ!こんな性格悪い男!でも才能は認める!」
「とりあえず、明日楽しみにしとけ。」
「うん!ねぇ、もう1回見たい!」
「好きに見ろ。再生押せば見れるから。」
そう言われ、わたしは再びMVを見た。
何度見ても感動と高揚の気持ちが止まらない。
その日、わたしは帰宅してからもソワソワして落ち着かなかった。
千景には「大丈夫だよ。」と言われたけど、やはり不安だ。
カゲの曲を誰も見知らぬただの素人が歌っているんだがら、、、
わたしはその夜、なかなか眠れなかった。
千景、朝の9時に投稿するって言ってたよね。
どうしよう、わたしのせいでカゲの曲を台無しにしてしまっていたら、、、
マイナスな方にばかり考えてしまい、わたしはそのまま朝日が昇るところを迎えてしまった。



