芽亜利が救急車を呼んでくれた。


あたしは最上階から落ちたものの、茂みがクッションになって骨折程度で済んだ。


病室のベッドで寝ていると、芽亜利が来た。


「どう?大丈夫?」

「ねぇ芽亜利―――」


あたしは、今までの事を話した。


「そっか…でもいいよ。その時美優も大変な思いしてたんでしょ?だったらいいよ…」


その後、芽亜利からいろいろ話を聞いた。


コウはすっかり意気消沈してしまっているらしい。


あたしの親は毎日学校へ来て話をしていたんだって。