──貴方に伝えたかった、たった一言。

そしてもう一つ。

彼らが会える日付です。

彦星と織り姫が年に一度会える日は七夕、つまり、七月七日ですよね。

そして、星の命日は七月七日。

亡くなってしまったのはあのよく星（ほし）が見えたあの海辺の近く。

茜里は毎年星の命日にこの海と、茜空と、星たち、そして、桜を必ず、彼の命日に見に来てました。

織り姫と彦星も七月七日に会っていますが、茜里と星に関しては、『見えないけどそこにいる』や『この場所なら、天の川を通して会える』と……そう信じて、茜里は毎年、あの海に来ているということです。

最後の章では、八年経った彼らを書いてみました。

茜里と星は八年経っても何十年経っても、指輪を通して、『永遠の愛』を誓っています。

本当にここまで読んでくれてありがとうございます。

まだ紹介してないところは、いつか小説にしたいと思います。

貴方にも、永遠の愛を誓える人と出会えることを、祈っています。