──貴方に伝えたかった、たった一言。

それから私たちは、ショッピングモール内でたくさん遊んで、気づけばもう四時だった。

「そろそろ帰ろうか」と真希がスマホの時計を見ながら言った。

「楽しかったー!」と伸びをしながら内田がやった。

いや……もう恨みはないんだし……せめて内田くんでいいか。

「待って」と星が私達を呼び止めた。

「あと一つだけ行きたいところがあるんだ」

私は迷わず「いいよ!」と微笑んで言った。

星は笑って「ついて来て」と言った。

私達は自然と星について行く。

星は私達の帰りの電車に乗った。

「もう帰んのか?」と内田くんが言うと

「俺の行きたい場所は、’’あそこ’’にしかないんだ」

あっち?あっちって……私達の住んでるところだろうか……。

それから私たちは、だんだんと落ちていく太陽を、ゆったり見つめながら帰った。