──貴方に伝えたかった、たった一言。

桜を運ぶ暖かい風が私の長い髪をなびかせた。


桜の木の下にある一人の青年を呼んだ。


私の好きな人。


そんな彼に言いたいことがある。


「……来てくれてありがとう」


「話ってなに?」


私は満面の笑みを作った。


「星…私は貴方のことが───」


私はまた……この夢を見てしまった。