「一緒の日に告白しよっ!!そうした方が何か気合い入るよ!!」

真が私の手を握って目をきらきらさせた。

「ぅっうん、そうだね」

告白・・・かぁ。

できるかな??


《ピーーーーー》

試合終了の合図がかかった。

もちろん勝ったのは健悟達のチーム。

健悟、すごい活躍してたもんな。


「「ありがとうございましたーっ」」

みんな汗をかいてびっしょだ。

健悟は女子のみんなからタオルを渡されていた。


「もらうのかなぁ。」

何だかそわそわする。

「詩織、渡しに行けば??タオル持ってるでしょ?」

あっそうだった。

使ってないタオルがたしか・・・

私は鞄の中を見た。

「あった。」

でもこれは正輝のためのタオル。

私はタオルをぎゅっと握った。