【番外編】再びの異世界、可愛かった皇子様が俺様竜帝陛下になってめちゃくちゃ溺愛してきます。その後の話。



(なにこれ、めちゃくちゃ恥ずかしい!)

 結局、私はリューの膝の上に横になって座りカップケーキを彼の口まで運んであげるという、とんでもなく恥ずかしいことをする羽目になった。

「うん、美味い。初めてだと言ったな。ケーキ屋を開けるんじゃないか?」
「褒めすぎです……」

(でもまぁ、喜んでくれたみたいで良かった)

 頑張って作った甲斐があったというものだ。


 しかしその後、執務室に戻ってきたセレストさんにその姿を見られ、あまりの恥ずかしさに聖女の力が暴発しかけ、ふたり揃って彼に叱られたのだった……。



Happy Valentine's Day♡

(2/14にXに投稿したSSでした)