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夕食が終わり、キャロラインは自室に戻って寝る支度を済ませた。頭を打つ前のキャロラインがクロークを全面的に拒否していたので、寝室はもちろん別だ。
(食事は滞りなく無事に終わったけれど、これからクローク様は私のことを観察するのよね)
キャロラインがどう変わったのか観察すると宣言したクロークを思い出して、キャロラインはうーんと唸る。観察するとは言っていたが、どうするつもりだろう。それに、クロークがヒロインと出会う前に、クロークともっと距離を縮める必要がある。だが、観察される身である以上、それで距離が縮まるとは到底思えない。
(なんだかうまく出来る気がしない、自信がなくなってきちゃったな)
ベッドに座りながら枕をぎゅっと抱きしめていると、コンコン、と扉をノックする音がする。
「はい?」
「俺だ。入るぞ」
「へ?あ、はい!」
(クローク様!?こんな遅い時間にどうして?)
唖然としているとクロークが部屋に入ってきた。キャロラインが慌ててベッドから降りようとすると、クロークが片手でそれを制する。
「気にしなくていい。そのままで」
「……はい」
言われたままにベッドの端へ座り直すと、クロークはキャロラインのすぐ隣に腰を下ろした。キャロラインとは肩が触れ合いそうなほどの距離だ。
(う、近い……!)
夕食が終わり、キャロラインは自室に戻って寝る支度を済ませた。頭を打つ前のキャロラインがクロークを全面的に拒否していたので、寝室はもちろん別だ。
(食事は滞りなく無事に終わったけれど、これからクローク様は私のことを観察するのよね)
キャロラインがどう変わったのか観察すると宣言したクロークを思い出して、キャロラインはうーんと唸る。観察するとは言っていたが、どうするつもりだろう。それに、クロークがヒロインと出会う前に、クロークともっと距離を縮める必要がある。だが、観察される身である以上、それで距離が縮まるとは到底思えない。
(なんだかうまく出来る気がしない、自信がなくなってきちゃったな)
ベッドに座りながら枕をぎゅっと抱きしめていると、コンコン、と扉をノックする音がする。
「はい?」
「俺だ。入るぞ」
「へ?あ、はい!」
(クローク様!?こんな遅い時間にどうして?)
唖然としているとクロークが部屋に入ってきた。キャロラインが慌ててベッドから降りようとすると、クロークが片手でそれを制する。
「気にしなくていい。そのままで」
「……はい」
言われたままにベッドの端へ座り直すと、クロークはキャロラインのすぐ隣に腰を下ろした。キャロラインとは肩が触れ合いそうなほどの距離だ。
(う、近い……!)



