わたしが君に恋した話。

そのあとも他のクラスを周り、明日忙しいだろうけど楽しもうね!と3人で意気込んで話をしていた。

2日目
遂に文化祭、2日目になってしまった。今日は公開文化祭のため朝から多くの一般客がたくさんきていた。
休む暇もないくらいわたしのクラスも準備で朝から大忙しだ。
みんな気合いがはいっている。わたしものどかにヘアアレンジをしてもらい気合い充分だ。


お弁当販売が開始した。
たくさんの人が列をつくりお弁当を買いに来ていた。
わたしはシフトがまだのため、時間になるまで同じクラスの青葉 詩乃(あおば しの)と篠宮 美玲(しのみや みれい)と校内をぐるぐるしていた。のどかとはシフトの時間が同じだが、あんりちゃんと回るということで一時的に別れた。

「シフトまでひまだねー!」

「それもそうなんだけど、有志のやつで早く行かなくちゃいけないから」

「あ、そっか!」

「がんばって!!」
などと会話をしていると、他のクラスの人達が昇降口付近でクラスの宣伝をしていた。

「3年2組 懐かしの給食デザートっていうのをやってます。よかったらきてください!!」

「2年4組の昭和風喫茶店〜メイド服を添えて〜っていうのを昭和をコンセプトにやってます!よかったらお越しください。」

「2年1組 クラブ喫茶やってます。美味しいシャトレーゼのお菓子売ってますよー!よかったらきてください^^」

みんな必死になって宣伝しているため、わたしたちも宣伝しなければとしのとみれいと話し合い、作っていた首掛け看板を探していた。

校内を1周しても見当たらないため教室に戻ったら、推し(成宮くん)と桐島くんが廊下で首掛けの宣伝看板を手に持ち宣伝していたのをみつけた。

「あ!桐島くんと成宮くんがもってる!」

「ほんとだ!」

「あったわ笑」

「でも桐島くんたち、ずっとやってるの可哀想じゃない??」

「変わってあげるー?」

「めんどくさー笑」
としのが言いながらもわたしとみれいは推しと桐島くんに話しかけた。

「宣伝変わるよー??」

「まじ?」

「ずっとやってくれてるんでしょ?」

「いいの!?」

「うん!」

「ありがとう、じゃあよろしく!」
と言いながらわたしに桐島くんは首掛け看板を渡してきたがわたしは受け取らず避けた。
その代わり同じ部活で仲がいいみれいが受け取った。

「ありがとう。」

「おう!」

そしたら、、
なんと推し(成宮くん)が

「これも使う?」
といってくれて

わたしが
「えいいの!?」
とうれしさとびっくりを隠せず声のトーンが思ったより高くなってしまった。

「うん!」

「ありがとう!!」
とお礼の言葉をいい推しから首掛けの看板を受け取った。

その後、

「やばい、推しから看板受け取っちゃった。」

「よかったね笑」

「ゆいか、あからさまに桐島からの看板避けてたね笑笑」

「それはほんとに申し訳なさすぎるけど推しから受け取りたかったんだもん笑」

「でもわかる笑」

「でしょ!!しかもだって、推しと初めて話したんだよ!?うれしいに決まってるじゃん!」

「おめでたすぎるー!」

「ほんとよかったね笑」

思い出の1日になりそう。
2日目も全力で楽しむぞー!!