わたしが君に恋した話。

わたしたちはおそるおそる足を踏み入れた。
あたりは真っ暗でなにも見えない。

ライトをつけている一部分しかみれなくて寒気を感じた。

「なにもみえないよ!」

「それな!」

「やばいドキドキしてきた」
わたしを真ん中にして両端にのどかとあんりちゃんがいる状況だ。

その時だ、

ドンドンドンドン、、

物音がした。

「きゃゃゃゃー!!!!」
不意になった音だったのでわたしは悲鳴をあげてしまった。
誰かがものを叩いた音がする。

「こわすぎるよ」

「こわくないこわくない!」

「はやくいこよー!」

3人で入り組んだ教室を進んでいくと、人が横からでてきた。

「"わぁー"」

こわくてわたしはまた目をつぶりながら悲鳴をあげた。

「きゃーーー!!まってまってやめて、たすけて声枯れた」

プチパニックになりながらも、そこで立ち止まる訳にはいかないのでのどかとあんりちゃんに支えてもらいながら1歩1歩前に進んだ。
その他にもたくさん驚かされたがなんとか乗り越え出口がみえた。

「出口みえた!」

「あと少しだよがんばれ!」

「こわすぎてまえみれないいい」
恐怖に立ち向かいながらも前に進んだら出口についた。
出口につくと先輩方が変な家のストーリー的なものを最後に見せてくれた。



集中して見ていたからだ。油断していた。
後ろから物音がきこえるとおもい後ろを振り返ると、

「ばぁっ!」

変な家に登場してくる雨穴が後ろにたっていた。
わたしは過去一の悲鳴をあげた。

「きゃゃゃゃゃーーーーー!!!!」
こわすぎて周りが見えなくなり次第には転けてしまっ
た。

出口があいた瞬間速攻で外にでた。

「心臓止まるかとおもった、、」
ひとりで呟いていると、先輩方が

「だいじょーぶ?」
と心配して声をかけてくれた。

「なんとかだいじょーぶです」
と心臓を落ち着かせながら返事をした。
そしたら置いてきたのどかとあんりちゃんが怖がる様子もなく出口からでてきた。
しまいには、2人とも
「「おつかれさまです」」
と出口にいた先輩方に挨拶をしていた。

こーしてお化け屋敷の幕は閉じた。