わたしが君に恋した話。

文化祭1日目

今日は校内だけの文化祭だ。一般客がくるのは明日だけ。飲食店も明日だけしかださないとのこと。
そのためわたしたちは他のクラスのアトラクションを楽しんでいた。

「3年生のお化け屋敷再現度高いらしいよ!」
クラスの女子が言っていたことを耳にしたわたしは

「えわたしたちも行ってみよ!」
わたしとのどか、そして3組の森井 杏里(もりい あんり)ちゃんを誘い3年生の教室に向かった。あんりちゃんはのどかと同中でものすごく仲がいい。あんりちゃんと仲良くなったのは帰りの電車の時にのどかに紹介してもらったのがきっかけだ。

そんな思い出を振り返っていると3年生の教室についた。廊下に長い行列ができていた。
わたしたちもアトラクションを体験するため最後尾に並んでいると、

キャャャーーーーー!!!!
と3年生の教室の方から聞こえた。

「雰囲気怖すぎるんだけど」

「しかもちょー中から悲鳴聞こえるー!」

「やばい、絶対すっごいこわいじゃん!」

「怖くないよ!だいじょーぶ!スリル満点じゃん!」

「たしかにおもしろそう!」
こんなの絶対怖いにきまってる!
なのにのどかとあんりちゃんは全然怖がっていなかった。それがわたしにはたくましくみえた。

1時間ほど待ち、わたしたちの番になった。
先輩方がルール説明をしてくださり、わたしたちは指示通りにライトをもち、先輩方に見送られながら、3人で教室にはいった。

-開幕-

''変な家"
「あなたはこの教室の異常さがわかりますか?」