わたしが君に恋した話。

キーンコーンカーンコーン
授業終わりのチャイムがなった。

のどかがわたしとゆのの席にきた。
「あ!ずっと聞きたかったんだけどね、ゆいかが成宮を推してるきっかけってなんなの?」

「たしかに!それきいたことない!」

「だよね、かっこいいー!とかしか聞いてないし、具体的にききたい笑」

「いーよ!長くなっちゃうけど笑」

「全然いいよ!教えて!」

「えっとねー、わたしが推したきっかけは

入学式の日、誰も知らない教室に緊張しながらはいって辺りを見回した。その時は同じクラスにかっこいい人いるなーとおもっていただけで別に推してはいなかった。

だけど、
夏休みがすぎて、もう学校生活に慣れてきた頃。
その日もいつも通り授業が終わって休み時間になった。そのとき、わたしたちは教室で話してたんだけど、男子たちが大きい声で騒いでるからなんだろう?っておもって目線を向けたら、ほかの男子たちはじゃれあってたんだけどいつも無表情な悠樹くんが笑ってたの!
それで、えこんな笑い方するんだーって見てたらなんかわかんないけど謎に心臓がドキドキしたんだ。それから目で追うようになっちゃって。これがギャップなんだ!とか考えてたら推したいなっておもっちゃって今にいたる!」

「なるほどね!」

「(ほんとに推しなの?)たしかに!それはギャップかも!」

「でしょでしょ!」

「でもさー、推しと話さなくていいの?同じクラスなのに」

「えむりむり!だって次元が違うもん、それにそのままそっくりお返しするよ、のどか^^」

「え、むりにきまってる!それにわたしなんかと話していい相手じゃない」

「おんなじじゃん笑」

「のどかちゃん落ちついて笑 ゆいかも成宮くんは同じ次元に存在してるけどね笑」

「だってゆいかがーт т」

「だってほんとのことだもん笑 それに今は見てるだけでじゅーぶん!」

「それな!」

「ゆいかとのどかちゃんがそれでいいならいいけど、、」

「いーのいーの!」

「うんうん!ありがとうゆの。でもほんとにだいじょーぶだよ!」