私の青春(実話)


渡り廊下を超えて階段を登って…辿り着いた廊下の端っこに座り込んだ。


「うぅ…うぅぅ…」


涙のコントロールが出来ない。



「七瀬!!」


「くす…だ?」


「はぁ…お前が…はぁ…走っていくのが見えて…追いかけた…はぁ」


「くすだぁ…!」


「うお!?待て、ここで泣くと響く!ええっと…こっち!」


楠田に引っ張られてすぐ近くの空き教室に入った。


「泣いていいぞ」


「うぅ…うわぁぁぁん…!」