私の青春(実話)

それから数日経ったけどいまだに私は高宮に教科書を見せている。


「ねえ、まだ教科書届いてないの?」


「あ?届いたよ」


「え!!じゃあ私見せなくていいじゃん!」


「誰が持ってくるかよ。あんな重たいもんを」


「えーーじゃあ一生見せなきゃいけない?」


「そうだな」


そうだな じゃないよ!!


「むしろ」


高宮が口を開いた。


「むしろ?」


「毎日学校に来てることを褒めて欲しいな」


「それは当たり前でしょ!!!」