私の青春(実話)

「七瀬さんの声って癒しボイスだよな」


「え…そうですか?」


「うんうん、ずっと聞いていたい」


「先輩、うるさいです。手を動かしてください」


「斎藤〜俺に七瀬さん取られたからって怒んなよ〜」


3人で喋りながら作業を進めていく。


「あ、もう時間ですね。俺先に行ってます」


「斎藤!来てくれてありがとう!」


斎藤は笑って教室を出た。


「七瀬さん、野球部のことは俺に任せてね」


「え?」


「もう七瀬さんを傷つけないから」