私の青春(実話)

放課後


「七瀬」


「高宮!?学校来たの!?」


「お前、昨日家に来ただろ」


「うん、行った…っていうか顔の傷増えてるよ!」


「あぁ、喧嘩したからな」


「………」


「そんな顔すんな。俺のことは心配しなくていい」


「心配するよ…」


下駄箱を出たら高宮は足を止めた。


「どうしたの?帰らないの?」


「傘ない」