私の青春(実話)

中学3年生


卒業制作に向けて皆が放課後に作業をしている。


「茉奈ちゃん、手を描いて欲しいんだけどいい?」


巨大な用紙に莉乃ちゃんが下書きを書いていた。


「私でいいの?」


「手は茉奈ちゃん上手いから」


「分かった!」


……。


「こんなんでいいかな?」


「さすが!」


……。


…。


教室に戻る途中…。


トントン


誰かいる?


私は空き教室の扉を開けた。


ガラガラ…