私の青春(実話)

もう、帰ろうかな…。


あ…


校門を出る楠田の姿が見えた。


…1人だ。


「楠田!」


「おう、七瀬か」


「楠田…今まで…ありがとう」


今日、死ぬって決めたから…。


「礼を言うのは俺の方だ」


「え?」


「お前のおかげで学校生活が楽しかった。ありがとな。…まあ、高校はちげぇけどお互い頑張ろうな」


「…っ」


「またな!!」


楠田はそう言って手を振って帰って行った。


私はしばらく楠田の背中を見ていた。


「またな…なんて言われたら…死なないよ…うぅ…」


もう少し…生きてみよう…。