私の青春(実話)

…その通りだ。


でも始めてしまったものは引き返せねぇ。


俺はもう…普通に生きることができない。


「まだやり直せるんじゃない?あんたまだ14よ?むしろ今やり直さないと本当に戻れなくなるわよ」


「……」


俺はぼーっと窓の外を見ていた。


ブーブーブー


携帯が鳴った。


「…楠田?どうした」


『七瀬が…笑わないんだ』


「は?なんで?」


『俺じゃ…七瀬を笑顔にできない。高宮、お前が七瀬を救ってくれ』