「おはよー!」
1−Dの教室に入って、もうひとりの親友、湯川菜帆に声を掛けた。
菜帆と私と玲美は、共通の親友だ。
サラサラの茶髪ボブが揺れて、天使の笑みが返ってくる。
「おはよう、まおりく。」
文芸部所属の彼女は、高校で1番最初に友達になった私に、入学早々、「まおりく」
というあだ名を付けた。
何でも、私のフルネーム真岡 李玖は、菜帆の推しているマンガに出てくるカップル、真央ちゃんと陸斗くんのペア名に似てるらしい。
入学後2日目に突然 まおりく!と呼ばれたときは面食らったけど、
今は菜帆のオタクペースにも段々ついていけるようになった。
「きょう、1時限目なんだっけ?」
んー、英語だった気がする。
オッケー、ありがとー、そんな当たり前の会話を交わして、席についた。
1−Dの教室に入って、もうひとりの親友、湯川菜帆に声を掛けた。
菜帆と私と玲美は、共通の親友だ。
サラサラの茶髪ボブが揺れて、天使の笑みが返ってくる。
「おはよう、まおりく。」
文芸部所属の彼女は、高校で1番最初に友達になった私に、入学早々、「まおりく」
というあだ名を付けた。
何でも、私のフルネーム真岡 李玖は、菜帆の推しているマンガに出てくるカップル、真央ちゃんと陸斗くんのペア名に似てるらしい。
入学後2日目に突然 まおりく!と呼ばれたときは面食らったけど、
今は菜帆のオタクペースにも段々ついていけるようになった。
「きょう、1時限目なんだっけ?」
んー、英語だった気がする。
オッケー、ありがとー、そんな当たり前の会話を交わして、席についた。



