あなたはあの時、私を引っ張り起こして、傷から出る血を見て涙をこぼした私を、心配そうにじっと見て、言った。 __じゃあ李玖、これからは俺がお前のこと守ってやる!スーパー戦隊のヴァリードみたいに。だから泣き止んで、一緒に行くぞ! 当時大人気だった、特撮映画のスーパーヒーローの名前に勇気づけられたのと、 あなたの頼もしさに思わず涙が引っ込んで、「うん!」と笑ったのを、今も覚えている___