環がため息まじりにつぶやくと、葉山が言った。 「多分会えるでしょう。俺につてがあります。」 「え・・・?本当ですか?」 「ringで美顔器を取り扱おうと思っていたことがあるんです。その時の会社の担当者が豊洲みやびと知り合いだと自慢していました。彼に連絡してみます。」 「そうですか。良かった・・・。」 「それにしても・・・」 葉山が顔を曇らせた。