環の言葉に水城の怒りはさらに大きくなった。
「私に聞かないでよ!その為にあなたはいるんでしょ?!」
「・・・・・・。」
「その被害者ぶった顔がむかつくのよ。あなた以前花屋でバイトしていたんでしょ?その経験をもっと役立ててよね!!」
「・・・はい。ではすぐに買ってきます。」
「その必要は無いです。」
環が振り向くと、すぐ後ろには厳しい表情の葉山が立っていた。
「水城さん。この花のアレンジのどこが不満なんですか?具体的に言ってください。」
「葉山社長・・・」
突然の葉山の出現に顔面蒼白になった水城は、しどろもどろに言い訳を始めた。



