例えば・・・葉山はクレーンゲームに熱くなる。
葉山と一緒に遊園地へ行ったときに、ゲームセンターがあった。
そこに置かれていたクレーンゲームをみつけ、葉山の目が輝いた。
「環。ちょっといい?」
「うん。」
葉山はクレーンゲームにコインを入れ、真剣な面持ちでボタンを操作した。
しかし何回やっても惜しいところで景品が落ちてしまう。
「ああ!!もう少しだったのに・・・」
悔しげにそう叫ぶ葉山に、環は笑いをこらえながら言った。
「斎さん、もう諦めたら?」
「いや、俺は成功するまでここを動かない。」
そして15回目にして、やっとパンダのぬいぐるみをゲットすることが出来た。
「よし!」
葉山はガッツポーズを決め、そのパンダのぬいぐるみを環に手渡した。
「え?私に?」
「俺の渾身のプレイの成果、大事にしろよ。」
「うん。・・・嬉しい。ありがとう。」
そのパンダのぬいぐるみは環の宝物のひとつになった。



