「これ、たまたま見舞いでもらったはちみつなんだけど、もし良かったらその・・・稲沢さんに渡してくれないか?喉にいいらしいから・・・。」
結城友恵は一瞬きょとんとした表情をしたあと、すぐにいつもの笑顔を見せた。
「ありがとう!環もきっと喜ぶと思う。」
「俺からだって言わないでくれないか?知らない男からもらったなんて気味が悪いだろ?」
「環はそんな風には思わないだろうけど・・・うん。わかった。言わないでおくね。」
心の奥底では伝えて欲しい気持ちもあったが、そんなことで嫌われてしまうのも怖かった。
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